営業本部 無機材料営業部 大阪営業課
(2012年入社)
T.Y.
大学院時代は農学部で農芸化学を専攻。修了後は生まれ育った大阪・堺に恩返しをしようと、地元企業である堺化学工業を受け、2012年入社。営業本部無機材料営業部大阪営業課配属。現在に至る。
堺化学が手がける製品は、自社を離れいくつかの企業と多くの人の手を経て、塗料、繊維、化粧品、自動車、住宅設備など、さまざまな分野で私たちの暮らしを支えている。日頃から意識することなく享受しているその便利さは、モノをつくることと人々に届けることの橋渡しを担う「営業」という仕事がなければ、決して成り立つことはない。起点と終着点を広い視野で見渡す、そのプロフェッショナリズムを感じ取ってほしい。
自動車に使われる誘電体材料の、需要の規模感をとらえること
顧客との日々のやり取りのなかで取り扱う製品は酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化ジルコニア分散液、球状シリカなど。これらは衣類や紙おむつといった日用品から、自動車のボディや住宅の壁紙に至るまで、実に多種多様な用途に活かされています。
なかでも近年は自動車業界からの需要が増加傾向にあります。自動ブレーキや車線逸脱を防止するシステムといった機能が標準装備となりつつある今、車体には各種のセンサーが数多く組み込まれるようになり、センサーの性能向上には高品質のMLCC(積層セラミックコンデンサ)が欠かせません。そこに私たちの取り扱う誘電体材料が用いられているのです。
通関統計の数値から現況を読み解く
顧客にタイムリーな提案をするためには、需要と供給の推移、そして相場の変動を常に注視しておかなければいけません。そのために心がけていることは、輸出入のさまざまな数値データが網羅された通関統計を細かくチェックすること。例えば海外の同業他社が、どの港にどの程度の分量の誘電体材料を、いつ運んできたのか。こういった経緯を丹念に読み解くことで自社と他社の違いを比較検討することができ、自身の営業活動に活かすことができるようになります。
開発と製造に携わる現場の皆さんと意思の疎通を重ねることも大切。開発品は顧客の要望を聞きながら改良を重ねるため、顧客に納入するまでは短くとも半年、長ければ5~6年を要するケースも珍しくありません。短期的なスケジュール感に縛られることなく腰を据えてじっくりと時間をかけ、顧客の要望を現場サイドに過不足なく丁寧に伝えることで同じゴールを共有できるよう、いつも心がけています。
助け合いの精神×部署を越えた
一体感
=働き甲斐が右肩上がり!
現場の方々とのやり取りでは、納期短縮につながる製造ラインの調整や顧客の要望を超えるサンプルの試作といった提案をいただくことも日常的にあり、それらの提案によって顧客との信頼関係がより盤石になっていると実感することが、これまで何度となくありました。
「助け合うこと」が根付いている堺化学での働き甲斐は、日に日に増しています。昨今のニーズをとらえた抗菌、抗ウイルス仕様の製品開発も盛んに取り組まれているので、その努力を結実させるべく、営業としての責務を果たしていきたいと思います。
2人の子どもはスーパーマンごっこが大好きで、抱きかかえたまま空を飛んでいるようにぐるぐると回転したり少しだけ小走り気味にスピードを上げたりすると、大喜びしてくれます。「もっと高く!」や「ここで急ブレーキ!」とリクエストも細かく、2階に上がるときにせがまれることもあるので体力的にはなかなかハードですが(笑)、本当に楽しそうな笑顔を見せてくれるので、なによりの癒しになっています。
仕事終わりは顧客や同僚と飲みに出ることもあるのですが、そこでは仕事以外の話で盛り上がることがほとんどですね(笑)。
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8:30
出社
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9:00
前日作成のToDoリストに沿って業務開始
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11:00
午後からの顧客との打ち合わせ内容を最終確認
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12:00
昼休み
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13:00
顧客先を訪問し打ち合わせ
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16:30
帰社。打ち合わせ内容を報・連・相
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18:30
翌日のToDoリストを作成し退社
現場と顧客の双方向に最善を尽くす。